Chip One Stop - Shopping Site for Electronic Components and Semiconductors
Menu
China
Change
English
SELECT YOUR LANGUAGE
RMB
SELECT YOUR CURRENCY FOR DISPLAY
About Preferential Rank / Discount

Current price of Item(s) have been applied below.
 


・Preferential Rank and Discount rate will be applied according to your usage of our web service.
・Discount is only applicable to orders from chip1stop web site.
・Discounts may not be applicable to all products and may be subject to MOQ.
・Please contact your representative for details of Preferential Rank.
・No other coupons may be used in conjunction with this discount.

News Center

NXP、車載セキュリティを簡素化するAI対応OrangeBox 2.0コネクティビティ・ドメイン・コントローラを発表

2025/05/21NXP Semiconductors  Automotive

AI機能、ポスト量子暗号、ソフトウェア・デファインド・ネットワーク機能を統合し急速に巧妙化するセキュリティに対する脅威から車両を保護する、第2世代のOrangeBox開発プラットフォーム

2025年5月20日

NXPは、車両のゲートウェイと無線技術の間でセキュアな車内通信を実現する車載グレードの開発プラットフォーム、OrangeBoxの第2世代「OrangeBox 2.0」を発表しました。第2世代にアップグレードしたこのプラットフォームはCPU性能が前世代の4倍に向上し、複数の新しいイノベーションが追加されています。具体的には、組み込みAIアクセラレーション、ポスト量子暗号のサポート、ASIL Bセーフティ・アイランド、ソフトウェア・デファインド・ネットワークなどがあり、現在だけでなく将来のサイバー攻撃に対しても車両の安全性を確保し、ソフトウェア・デファインド・ビークル(SDV)への移行を後押しします。

発表の背景
自動車がネットワークにつながり、ソフトウェアによる制御が高度化する一方で、急速に巧妙化するサイバー攻撃の脅威のリスクも高まっています。高度に統合されたOrangeBox 2.0コネクティビティ・ドメイン・コントローラは、柔軟にこうした脅威から保護するために必要な機能を提供するプラットフォームです。統合された高性能i.MX 94アプリケーション・プロセッサは、ポスト量子暗号アクセラレーションや、最新のAI、安全性、セキュリティ機能を備えており、急速に巧妙化する脅威に対して、機械学習を活用したアクティブ・サイバー・セキュリティを可能にします。また、ソフトウェア・デファインド・ネットワークをサポートする2.5Gbpsイーサネット・スイッチを内蔵しており、SDVに必要な柔軟性も提供します。

NXPのVP 兼 車載エッジ・プロセッシング担当ゼネラル・マネージャーのDan Loopは次のようにコメントしています。「初代のOrangeBoxプラットフォームは車両の無線通信接続を統合することにより、サイバー攻撃の脅威を減少させることに成功しました。OrangeBox 2.0ではAIがさらに進化し、未知のサイバー脅威の兆候となる異常な通信パターンを検出して車両を保護します。i.MX 94アプリケーション・プロセッサにはAI機能、高度な安全性とコネクティビティが備わっており、新たなサイバー・セキュリティ保護をサポートするだけでなく、車両管理、予知保全などの新機能も実現します。」

製品詳細
OrangeBox 2.0開発プラットフォームには、eIQ Neutronニューラル・プロセッシング・ユニット(NPU)を統合したi.MX 94アプリケーション・プロセッサが搭載されており、先進的なAI支援型ファイアウォール技術を提供します。2.5Gbpsイーサネット・スイッチを統合したNXP初のi.MXアプリケーション・プロセッサ「i.MX 94 SoC」はソフトウェア・デファインド・ネットワークを実現し、SDVへの移行をサポートします。また、

ポスト量子公開鍵暗号をサポートするNXP初のアプリケーション・プロセッサ「i.MX 94ファミリ」には量子コンピュータを悪用した攻撃を回避する機能も備わっています。統合されたEdgeLockセキュア・エンクレーブ(Advanced Profile)とEdgeLockアクセラレータ(Prime)が将来性のある先進的なセキュリティ機能と高い性能によって、ポスト量子Root of Trust、高速セキュア・ブート、セキュア・デバッグ、セキュア・アップデート、セキュアな通信のためのリアルタイムで高速なメッセージ署名、認証、暗号化などを実現します。

また、OrangeBox 2.0コネクティビティ・ドメイン・コントローラはNXPが持つ様々な無線技術も統合しています。第1世代のOrangeBoxプラットフォームが搭載していた機能に加えて、新しいプラットフォームにはソフトウェア・デファインド・オーディオ機能を提供するSAF9100が搭載されています。AW693ソリューションはWi-Fi 6EとBluetooth® 5.4のデュアルバンド同時利用を可能にし、セキュアな無線ソフトウェア・アップデートを実現します。OrangeBox 2.0は最新のBluetooth® Low Energyと超広帯域無線(UWB)に対応したNXPの技術をベースにしたスマート・カーアクセス・ソリューションや、車載用セキュア・エレメントもサポートしています。

提供開始時期
OrangeBox2.0車載開発プラットフォームは2025年下半期に出荷を開始する予定です。詳細はNXP.jp/OrangeBoxをご覧いただくか、各地域のNXP窓口までお問い合わせください。なお、NXPはComputexに出展し、本製品のデモを実施する予定です。デモをご覧になりたい方は、NXPの営業担当者までお問い合わせください。

NXP Semiconductorsについて
NXP Semiconductorsは車載、インダストリアル& IoT、モバイル、通信インフラ市場における革新的ソリューションを提供する、信頼できるパートナーです。NXPでは「Brighter Together」というアプローチのもと、最先端のテクノロジとパイオニア精神を持つ人材の両方を活かし、より良く、安全・安心なコネクテッド・ワールドを実現するシステム・ソリューションを開発しています。現在、NXPは30か国以上で事業を展開しており、2024年の売上高は126億1,000万米ドルとなりました。 詳細はwww.nxp.com をご覧ください。

NXPジャパンはNXP Semiconductorsが開発および製造するプロセッシング・ソリューション、認証技術、コネクティビティ、高出力RFやアナログ製品などを日本市場に提供しています。本社は東京都渋谷区で、名古屋および大阪に営業所があります。詳細はWebサイトwww.nxp.jp(日本語)をご覧ください。

NXP、NXPロゴはNXP B.Vの商標です。他の製品名、サービス名は、それぞれの所有者に帰属します。


Companies Website:
http://www.nxp.com

NXP Semiconductors News Release

Related News Release