2022年10月7日

このたび日本ケミコンは、チップ形導電性高分子アルミ固体電解コンデンサに、高耐熱、高耐湿、長寿命を実現した「PNAシリーズ」を開発しました。

各国で５Ｇサービスが開始され通信市場は急激に成長しております。5G基地局は高速・大容量の情報を扱うため、スモールセルと呼ばれる小型基地局を数多く設置する必要があります。スモールセルは屋外設置が主となるため、コンデンサには広い温度範囲・高湿度など厳しい環境条件下での動作を求められます。今回当社が開発した「PNAシリーズ」は１２５℃ 12,000時間の業界最長寿命と８５℃８５％ＲＨ　１,０００時間の業界最高水準の耐湿性を実現することで通信基地局の耐候性向上、メンテナンスフリーに貢献します。

《技術ポイント》

独自の導電性高分子形成技術と封口技術により、１２５℃の長寿命保証、８５℃８５％ＲＨ保証を実現しました。

《新規追加製品概要》

・カテゴリ温度範囲:－55℃～＋125℃

・定格電圧範囲　　：2.5V～16V

・静電容量範囲　　：100µF～560µF（静電容量許容差 ±20％）

・製品サイズ　　　　：φ6.3mm×6.7mm L

・耐久性　 　　　　 ：125℃ 12,000時間保証

・耐湿性   :85℃85％RH　1,000時間保証

《サンプル対応・量産対応時期》

サンプル：2022年11月

量産　  ：2023年2月

《生産拠点》

ケミコン山形株式会社　米沢工場

詳しくは下記PDF資料をご覧下さい。