世界初、C-V2X通信(5.9GHz帯)向け自動車用ノイズ対策フェライトビーズを商品化
2025/06/20村田製作所
被动/连接/机械构件
2025年6月19日
株式会社村田製作所(以下、「当社」)は、自動車用のC-V2X※1通信(5.9GHz帯)のノイズ対策に対応した、世界で初めて※2のチップフェライトビーズ「BLM15VMシリーズ」(以下、「当製品」)を商品化しました。当製品は2025年7月より量産を開始する予定です。
近年、自動車市場において高周波無線通信の利用が増加しています。現在はコンテンツ配信などの利用が中心ですが、今後は自動運転やV2X※3を含むADAS(先進運転支援システム)ならびにセーフティ用途への展開が予想され、機器の誤動作を回避するために高周波通信時の感度改善やノイズ対策への取り組みの重要性が増しています。
従来、GHz帯の高周波ノイズ対策に用いられる高周波インダクタは、高インピーダンスの周波数帯域が狭いため、ノイズの周波数帯域と一致するインダクタを選択する必要がありました。そこで当社は、長年のノイズ対策部品開発で培った独自の材料技術ならびに構造設計の最適化により高インピーダンスの周波数帯域が広い当製品を開発しました。これにより、対応できるノイズの周波数帯域も広くなり、当製品のみで容易にノイズ対策を行うことができます。
自動運転の基幹となる高周波通信をエラーなく実現することで、C-V2X(5.9GHz帯)や道路交通情報などのDSRC※4機(5.8GHz帯)における受信感度を大きく改善し、制御システムの安定動作に貢献します。
また、無線LANの通信規格であるWi-Fi 6E、Wi-Fi 7でも6GHz帯を使用するため、当製品は民生用の通信機器における感度改善やノイズ対策にもご使用いただけます。当社は、今後も市場ニーズに対応したラインアップ拡充に努めてまいります。
詳しくはこちらをご覧下さい。
■画像
企业HP:
http://www.murata.co.jp/
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