イリノイ州ライル – 2023年7月6日 – コネクティビティおよびエレクトロニクス分野で世界をリードするソリューションプロバイダーであるモレックスは、高級車メーカーであるBMWグループの次世代電気自動車（EV）クラスに、モレックスのVolfinityセルコンタクティングシステムが採用されたことを発表しました。 

 

2018年に開発されたVolfinityセルコンタクティングシステムは、電気自動車バッテリーモジュールの制御盤にセルを接続する高性能インターフェイスソリューションです。実装が容易で、デイジーチェーン配線の必要性を排除します。このトータルソリューションは、統合されたセルセンシング機能、セルのモニタリングおよびバランシング、温度測定機能を実現し、そのすべてがBMWグループの機能面における安全要件を満たすよう設計されます。

 

モレックスは、プラグインハイブリッドEVと従来のEVの各メーカー、蓄電OEM、バッテリーセルとバッテリーパックサプライヤーとの直接的なコラボレーションを通じて、社内およびパートナーの設計・製造に関する専門知識を活用することで、相互接続の競合サプライヤーに3年先んじる速さでディープサイクルバッテリーへのセルコンタクティングシステムを開発しました。 

 

モレックスのマイクロソリューションビジネスユニットのバイスプレジデント兼ゼネラルマネージャーのスティーブ・ドライスデールは、次のように述べています。「セルコンタクティングシステムでのアワードの受賞は、モレックスが、EV分野におけるエンジニアリングイノベーションを通じて比較優位性を推進するというBMWグループのコミットメントを実現できるということを証明しました。シンガポールや中国、ドイツにある当社のグローバルチームは、BMWグループのエンジニアリングチームの一部として、グローバルかつ継続的な協力体制のもと、迅速な設計と反復検討、問題解決によってVolfinityのイノベーションを推し進め、BMWグループの独自の要件を満たすべく尽力しています。こうしたイノベーションプロセスへの当社の取り組みが、BMWグループのための革新的な相互接続ソリューションを生み出すことに繋がります。パートナーとして、力を発揮できることは当社にとって大いなる喜びです」

 

EVの普及に対応するための生産量と規模の要件

最近のブルームバーグ・ニュー・エナジー・ファイナンス（BNEF）の調査により、現在、世界の車両販売台数に占めるEVの割合は、わずか3％に過ぎないことがわかりました。2025年までに世界の乗用車販売に占めるEVの割合は、2025年までには10％に達し、2030年には28％、2040年には58％になると予測されています。BMWグループの成長予測も同様に野心的なものであり、市場へのEVの普及が進むにつれ、需要の加速に対応できる生産規模と能力の確保が重要になってきます。モレックスは、グローバルな電源・信号の開発および製造ネットワークとのコラボレーション、ならびに欧州、アジア、北米におけるグローバルな調達・ソーシングという強みを活かし、卓越した製造品質を保証しつつ、現地ソーシングによる継続的な供給を可能にします。相互接続分野における80年にわたる実績を誇るモレックスは、バスバーやカバーから電子基板、アセンブリに至るまで、Volfinityの重要なコンポーネントをワンストップで提供します。 

 

モレックスについて

モレックスは、より良い、より接続性の高い世界の実現にコミットする、エレクトロニクス市場のグローバルリーダーです。40を超える国々で事業を展開するモレックスは、自動車、データセンター、産業用オートメーション、ヘルスケア、5G、クラウド、消費者向けデバイスの各業界で変革をもたらす技術革新を可能にしています。モレックスは、お客様や業界との信頼関係、卓越したエンジニアリングの専門知識、製品の品質と信頼性を通じて、「Creating Connections for Life」の無限の可能性を実現しています。詳細は、www.molex.comをご覧ください。 

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「モレックスのVolfinityセル接触システムが、BMWグループの次世代EVクラスに採用される。」