RXファミリ10年の過去、現在、未来を覗いてみましょう
RXは10周年になります。業界をリードする32ビットオリジナルコアRX(クラス最高の5.82 CoreMark / MHz)は、初めて製品を発表してからすでに6億台以上を出荷しており、これまでの実績を2020年の10周年イベントとしてハイライトいたします。10周年イベントでは、これまでのRXの取り組みの中で、すぐに使えるソリューションについて紹介していきます。これからも末永くよろしくお願いいたします。
一つ目の取り組みであるコネクティビティは、デジタル時代のIoT社会を実現するうえで重要な技術です。FreeRTOS認定を取得したRX65N クラウドキットを使うことで複雑な製品開発期間を短縮でき、クラウドを使用した新サービスの提供を可能にします。また、現在開発中のFreeRTOS Qualified Over The Air(OTA)プログラムは、OTA要件を満たしつつ高セキュリティなファームウェアアップデートを簡単に実現でき、ライフサイクル管理の煩わしさを解消します。同時に、エンドポイントのコネクティビティの需要は、スマートホームや、現在の新型コロナウィルスの状況で高まっているコンタクトトレーシングなどの追跡システムの普及とともに高まっています。RX23Wは、Bluetooth® 5.0 Low Energyに対応したMCUで、多くの統合された周辺機器(USB、キャップタッチ、CANなど)と高性能CPUコア(RXv2)を備えており、エンドポイントにとって理想的なシステムコントローラーといえます。また、RX23WターゲットボードやRX23W Renesas Solution Starter Kit(RSSK)、さまざまなドライバの自動生成を提供するGUIソフトウェアを使用して、開発時間を短縮し、製品の市場投入の加速に貢献します。
配信日:2020年5月29日
出典:ルネサス エレクトロニクス株式会社 メールマガジン