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再生産事例:半導体製造中止品の製品ライフサイクルを延ばすには

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ロチェスターの組立およびRFテスト・ソリューション

顧客の課題

ロチェスターエレクトロニクスのパートナー企業が、高速クロック・ジェネレータ製品を製造中止(EOL)に移行することを決定したのですが、これらの製品は複数の業界の様々なアプリケーションで継続的に使用されていました。これらのアプリケーションをサポートするため、エンド顧客は、対象となる製品の長期にわたる継続的な供給元を確立する必要がありました。

ロチェスターエレクトロニクスは、オリジナルメーカーより認定された正規販売代理店として、このパートナー企業の対象製品の在庫を保有しており、長期的な供給を提供することができました。しかし、このクロック・ジェネレータ製品に対し、顧客の需要が在庫状況を上回ってしまった場合どうなるのでしょうか?ここで、完成品在庫以上の需要があった場合に“継続的に供給するソリューション”の必要性が明らかになりました。

ロチェスターのソリューション

ロチェスターエレクトロニクスはオリジナルメーカー認定の製造メーカーとして、オリジナルメーカーにて製造中止になった製品の再生産が可能です。半導体製品の “長期的な継続供給”が必要な場合、当社のソリューションが最適な解決方法になります。ロチェスターエレクトロニクスでは、再生産、組立、信頼性および電気的試験など幅広い社内能力を備えています。

ここで先ほどのクロック・ジェネレータ製品のケースですが、継続供給プログラムのキックオフ時、最初のダイはプローブされたSiGe(シリコンゲルマニウム)ウェハから選出しました。オリジナルメーカーより提供されたウェハマップを使用し、デバイスの検査後、QFN(Quad Flat No Lead)パッケージに組立てられました。その後当社と契約している外部組立施設にて、レイアウトに細心の注意を払いながら製造され、高い動作周波数での性能を実現するように最適化しました。

最初のサンプル・ロットの検証テストが成功した後、ロチェスターエレクトロニクスは、組立製品の生産立ち上げフェーズを実施しました。このプログラムの一環として、テスト・エンジニアは、完成した大量の製品のテストを可能にする自動テスト・ハンドラーとともに、電気的試験のプログラムも開発しました。さらに、テスト・エンジニアは最大10GHzの範囲のRF測定を実施し、必要要件レベルの高速クロック・ジェネレータの性能も検証しました。パルスの立ち上がり/立下り時間、最大入力クロック周波数および伝搬遅延など主要なパラメータはすべてにおいて、専用の高速周波テスト機器を使用し測定を実施したところ、すべての結果はオリジナルメーカーのデータシートの仕様を満たしていました。

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