ピックアップ情報一覧

【Arrow Development Tools】DragonBoard™410cのご紹介 NEW!

96Boards™仕様に基づくDragonBoard™410cは、32ビットと64ビットの動作が可能な コア当たり最大1.2GHzのクロック速度のクアッドコアARM®Cortex™A53から成るQualcomm® Snapdragon™410プロセッサを備えています。 96Boards™(http://www.96Boards.org)は、ソフトウェア、メーカー、 組込系OEMコミュニティにサービス提供を意図してリナロ(Linaro™)が主催する32ビットおよび64ビットのARM®オープンプラットフォームです。 DragonBoard™410cは、Android、UbuntuベースLinux、Windows10 IoTをサポートし、高度な処理能力や、無線LAN、ブルートゥース、 GPSの全てをクレジットカードサイズのボードに搭載して提供しています。 また、Adreno™306 GPUにより、最大13 MPのカメラをサポートする統合されたISPや、H.264(AVC)による1080p HDビデオキャプチャや再生等、 マルチメディアを含む豊富な機能をサポートするように設計されています。

【ラズベリーパイ2 モデルBとの比較】

DragonBoardTM410cが搭載するARM Cortex-A53プロセッサは、シームレスに32ビットと64ビットのコードをサポートする最も電力効率に優れたARMv8アーキテクチャーのプロセッサで、 最大1.2GHzで動作します。また、QualcommのAdreno 306高性能グラフィックスエンジンにより、PC相当のグラフィックス描画性能を持っています。 ラズベリーパイ2との最も大きな違いは、DragonBoardTM410cがWLAN、ブルートゥース、GPSを搭載していることです。 これら機能により、スマートフォン同様の無線機能により、広範囲のアプリケーションに応用できます。

【ラピスセミコンダクタ】IoTシステムを簡単に実現!「Lazurite シリーズ」のご紹介 NEW!

近年、Arduinoや Raspberry Piを代表とするマイコンボードの普及に伴い、 これを用いたIoTの開発環境が求められています。
今回はこれらの要求に対応すべく、ラピスセミコンダクタが開発した「Lazuriteシリーズ」を紹介します。
「Lazurite」は初心者から簡単に電子工作やIoTのプロトタイプが実現できる、 マイコンボード・周辺モジュール・開発環境などを含めたリファレンスデザインシリーズです。
環境/インフラ向けIOTシステムのセンサーノードからゲートウェイまで、このシリーズで簡単に実現できます。

【Lazuriteシリーズラインナップ】

  • Lazurite Basic

    ラピスセミコ ンダクタの16bitローパワーマイコンML620Q504を搭載した Arduino互換のマイコンボードです。
    低消費電力を実現したことで、電池駆動の電子工作で今まで実現できなかった長時間駆動が可能になります。

  • Lazurite Sub-GHz

    Lazrite Basicに、ロームの920MHz帯無線通信モジュール「 BP3596A 」を同梱したパッケージ製品です。
    Lazurite Basicに調整済みのBP3596Aを組み合わせることで、環境 / 農業 / 工業用途に最適な920MHz帯無線通信によるデータの送受信が簡単に行えるため、
    各種センサとの連携で簡単にIoTのプロトタイプを実現することができます。

  • Lazurite Pi Gateway

    Raspberry Pi に接続可能な920MHz帯無線ゲートウェイ用モジュールです。
    コネクタ基板とロームの920MHz帯無線通信モジュール BP3596Aで構成されており、Raspberry Pi に接続することで、 省電力と通信距離に優れる920MHz帯無線通信とインターネット回線のゲートウェイを簡単に作製することが可能です。

Longsys社 GT202 WiFi通信モジュールを使用したIoTセンサーライト・デモキットの製作 NEW!

 AllJoynフレームワークに対応したLongsys社のGT202 WiFi通信モジュールを使用して製作したIoTセンサーライト・デモを紹介します。 IoT用途向け小型・低消費電力WiFi通信モジュール(GT202)は、Qualcomm Atheros社のWiFiチップQCA4002を内蔵し、IPv4/IPv6のTCP/IPプロトコルスタックにより、SSL機能を持つ高度なネットワーク接続が可能です。また、AllJoynを実装する小規模マイコンとSPIインターフェースで接続され、IoTアプリケーションを小型・低価格で容易に実装・実現することが可能です。
 AllJoynを使用する利点は、スマートフォンやタブレット、パソコン、クライドサーバ等、多種・多様なAllJoyn対応デバイスと相互接続・通信が出来る事です。例えば、AllJoyn対応の洗濯機が、洗濯の終わったのをスマートテレビやスマートフォンに通知して画面表示したり、AllJoyn対応エアコンで冷房が利き過ぎている場合、エアコンがAllJoyn対応LED照明を点滅させると同時にスマートフォンに通知し、最適な温度設定への変更を要求することができます。或いは、外出時に宅配便(現金引換)が来た場合、AllJoyn対応玄関フォンからスマートフォンに映像と音声を送信し、スマートフォンから宅配便業者に帰宅時間に合わせた再訪をお願いする等、色々な場面でAllJoyn対応機器による便利な利用方法が考えられます。
 「IoTセンサーライト・デモ」は、センサーライト(LED電球+人感センサ)にGT202Wi-Fi通信モジュールとマイコンを搭載し、スマートフォンへ人感センサー情報の通知とLED電球の輝度制御を行います。通信機能とユーザインタフェースの実装は、AllJoynフレームワーク(ミドルウェア)を利用することにより、最小限の工数でIoT機器を実装することができます。この人感センサ付きライトを各部屋に設置して、検知情報をスマートフォンや他のAllJoyn対応機器にログ表示させれば、部屋に人が居るか居ないか監視することが可能となります。
 AllJoynは、Qualcommが開発したIoT(モノのインターネット)向けフレームワークで、Linux Foundationが設立した非営利団体AllSeen Allianceが運営・推進するIoE(全てインターネット)の中核技術であり、オープンソース分散ソフトウェアです。このAllSeen Allianceには世界各国の170社以上の企業が参加しており、プレミアメンバーとしてQualcomm、Microsoft、Philips等、日本では、キャノン、ソニー、パナソニック、シャープが中心となって活動しています。Microsoftは、2014年11月にWindows 10によるAllJoynサポートを発表し、最近では、ルネサスエレクトロニクスもメンバ企業として参入しています。

AllSeen Alliance

【Lazuriteシリーズラインナップ】