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NXPとRimac Technology、先進ドメインとゾーン制御向けの 集約型ビークル・アーキテクチャを共同開発

2025/06/17NXP Semiconductors  Processor/Memory

・Rimac Technologyはソフトウェア・デファインド・ビークル(SDV)向け次世代ECUプラットフォームにNXPのリアルタイム・プロセッサ「S32E2」シリーズを初採用
・NXPとRimacが共同開発した集約型アーキテクチャにより、20個以上の電子制御ユニットをわずか3個の集約型ユニットに統合
・この共同開発により、OEMは先進ドメインとゾーン制御のアプリケーションに対応するSDVアーキテクチャを採用可能に

2025年6月16日

車載プロセッシングで世界をリードするNXP Semiconductorsは、自動車業界をリードする高性能制御システム専門サプライヤのRimac Technologyと提携し、SDV向けの集約型アーキテクチャを共同開発すると発表しました。共同開発の対象となるこのソリューションには、NXPのS32E2プロセッサが搭載されています。S32E2はNXPの包括的なS32車載プロセッシング・プラットフォームの一部であり、車載における現在および将来のコネクティビティ、セキュリティ、セーフティの課題に対応します。また、複数のアプリケーションが同時に動作する車載環境において、リアルタイムで高性能かつ決定論的なドメイン制御やゾーン制御のニーズに応えます。

集約型の新しいビークル・アーキテクチャが急速に進化し、電子制御ユニット(ECU)の統合も進む中、安全性の高いアプリケーション統合が求められています。NXPとRimac Technologyが共同開発したアーキテクチャは、ビークル・ダイナミクスと充電コントロール、エネルギーと熱の管理、ボディ・エレクトロニクスといった多様な車載アプリケーションの開発と効率的な統合を可能にする、使いやすいプラットフォームを提供します。

その中心となるS32E2は、20個以上のECUをわずか3個の集約型ユニットに統合可能です。S32EはNXPの高性能マルチ・アプリケーション・プロセッサ・シリーズの1つで、最大1GHzで動作する8個のArm® Cortex®-R52プロセッサ・コア、高分解能ADC、最大64MBの大容量不揮発性メモリを搭載しています。

NXPの上席副社長 兼 車載プロセッサ担当ゼネラル・マネージャーのRay Cornynは次のようにコメントしています。「OEMやTier 1企業は、複数のアプリケーションを旧型のマイコンに統合するか、それとも各アプリケーションの独立性を優先するために必要以上のコンピューティング能力を使用するか、という選択を迫られてきました。NXPのプラットフォームを採用すれば、デベロッパーは先進的なリアルタイム・アプリケーション向けのSDV機能を迅速に実装できます。S32E2は多くのアプリケーションを効率的に統合できるだけでなく、デバッグしやすい環境も提供します。この環境では、タスクの分離や決定性が設計段階で考慮されています。」

Rimac Technologyのパワートレイン・エレクトロニクス・ビジネスユニット・ダイレクタのAna Martinčić Špoljarić氏は次のようにコメントしています。「多数のECUを搭載する車載システムが複雑化する中で、軽量化、消費電力の管理、ソフトウェア統合の簡素化を実現するソリューションが求められています。NXPのS32E2リアルタイム・プロセッサを採用したことで、複数のユニットを1つのドメイン・コントローラに統合できるようになったため、車載OEMは複雑さと部品コストの削減、演算能力の大幅な向上というメリットを享受できます。」

S32E2シリーズはISO 26262 ASIL Dに準拠しており、SDVに不可欠な安全でセキュアな高性能処理を実現し、自動車メーカーの多様なニーズに応えます。コアから端子までを機能分離することができる包括的な安全メカニズムにより、機器全体で干渉の発生を防ぎ、問題が発生しても個々のタスク・レベルで回復することができます。また、強力なハードウェア・セキュリティ・エンジンが統合されており、セキュア・ブート、鍵管理、セキュリティ・サービスを提供します。

Rimac Technologyでは、まずハイパーカー・プログラムにこの新しいECUプラットフォームを採用し、今後は他の車載セグメントや代替モビリティ分野にも展開していく予定です。Rimac Technologyとの提携についての詳細はこちらをご覧ください。

システム・ソリューション

S32E2は、NXPの包括的なS32車載プロセッシング・プラットフォームを拡張するソリューションとして、最近発表したマイクロコントローラ・ファミリ「S32K5」と5nmのリアルタイム・スーパーインテグレーション・プロセッサ「S32N」の間に位置づけられています。

NXPのネットワーキングやシステム・パワー・マネジメントのソリューション、さらにNXP CoreRideプラットフォームを活用し、世界トップクラスの車載ソフトウェア・プロバイダが提供するミドルウェア、OS、その他のソフトウェアとこれらのシステム・ソリューションを組み合わせることで、自動車メーカーはソフトウェアとハードウェアの統合における障壁を克服し、SDVの新しいアーキテクチャに向けた開発を拡大することが可能になります。

S32E2のシステム・サポート

NXPはS32E2プロセッサ向けにシステム・サポートを提供しており、お客様による設計を加速します。システム・サポートには、プロセッサとASIL-D対応のシステム・ベーシス・チップ(SBC)の「FS86」、安全機能が強化されたパワー・マネジメントIC(PMIC)「PF5030」、車内ネットワーク構築をサポートするイーサネット・スイッチとPHY、CANトランシーバのほか、IGBT/SiC高電圧インバーター・ゲート・ドライバ「GD3160」やバッテリ・セル・コントローラ「MC3377x」などのアナログ・コンパニオン・チップが含まれます。

NXP Semiconductorsについて
NXP Semiconductorsは車載、インダストリアル& IoT、モバイル、通信インフラ市場における革新的ソリューションを提供する、信頼できるパートナーです。NXPでは「Brighter Together」というアプローチのもと、最先端のテクノロジとパイオニア精神を持つ人材の両方を活かし、より良く、安全・安心なコネクテッド・ワールドを実現するシステム・ソリューションを開発しています。現在、NXPは30か国以上で事業を展開しており、2024年の売上高は126億1,000万米ドルとなりました。

詳細はwww.nxp.com をご覧ください。

NXPジャパンはNXP Semiconductorsが開発および製造するプロセッシング・ソリューション、認証技術、コネクティビティ、高出力RFやアナログ製品などを日本市場に提供しています。本社は東京都渋谷区で、名古屋および大阪に営業所があります。詳細はWebサイトwww.nxp.jp(日本語)をご覧ください。

NXP、NXPロゴはNXP B.Vの商標です。他の製品名、サービス名は、それぞれの所有者に帰属します。All rights reserved. © 2025 NXP B.V.

Rimac Technologyについて
Rimac Technologyは自動車業界向けのTier1サプライヤであり、Rimacグループが完全所有・運営する企業です。当社は電動化技術のリーディング・カンパニーとして、バッテリー・システム、電動駆動ユニット、電子制御ユニット(ECU)の設計、開発、生産、供給を専門としています。世界最速の電動ハイパーカー「Nevera」の技術を開発した実績を持ち、その最先端技術を世界的な一流自動車メーカーに提供しています。クロアチアのザグレブにある最先端施設「Rimac Campus」を世界レベルの研究開発および生産拠点として、高級車市場向けに高性能コンポーネントを量産しています。本社はクロアチア国内にあり、英国にもオフィスを構えています。従業員数は現在1,400人以上です。


Companies Website:
http://www.nxp.com

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